株式会社UNITED PRODUCTIONS

作品づくりの一歩手前に、社会人としての土台づくりを。映像制作会社が大切にする内定者フォロー

  • フレッシャーズコース
  • 内定者フォロー

「好きなことを仕事にできる」というイメージを持たれやすい映像制作業界だからこそ、UNITED PRODUCTIONSは、内定者一人ひとりが安心して社会人としての一歩を踏み出せるよう、入社までの半年間を丁寧に伴走する期間と位置づけている。内定式で手渡す教材選びから、月1回の研修、LINEでのこまめなやり取りまで、押しつけにならない距離感を模索しながら向き合い続けるその姿勢について、フレッシャーズ・コースの活用を軸に、人事の皆さんに詳しくお話を伺った。(ダイヤモンド社 HRソリューション事業室)

人事総務部 課長 渡邉仁美さん(中央)/ 田村弘恵さん(右)/ 松岡明音さん(左)

内定者フォローを重視する背景

「好きなことを仕事に」というイメージと現場のギャップを埋めるために

まず、フレッシャーズ・コースを導入される前、内定者フォローにどのような課題感をお持ちだったか、お聞かせください。

人事総務部 田村弘恵さん

田村

当社は映像制作会社ということもあり、学生の皆さんからは「好きなことを仕事にできる」「クリエイティブな仕事」というイメージを持っていただくことが多いです。その一方で、実際の制作現場では多くのスタッフが連携しながら一つの作品を作り上げていくことになるので、社会人としての基本的な姿勢やコミュニケーション力が非常に大切になってきます。

そのため、入社前から社会人としての土台を築いて、安心して現場に入っていただくことを大切にしています。当社では内定者フォローを単なる情報共有の場ではなく、学生から社会人に切り替わる準備期間と位置づけており、業界の理解だけでなく、社会人としての考え方やマインドを学べる教材を探していました。

具体的には、フレッシャーズ・コース導入前、どのような施策を実施されていたのでしょうか。

田村

10月の内定式から入社までの半年間、月に一度リモートで内定者研修を行っていました。また、社会人としての基本的な心構えを身につけてもらうために課題書籍を配布していました。ただ、実際にやってみて感じたのは、書籍だけだとどうしても「読んで終わり」になってしまいがちだという点です。特に、私たち側からフォローアップが十分にできていなかったというのは反省点でもあります。

学習・実践・振り返りを段階的に進められる点が、フォロー体制にフィットした

そうした課題がある中で、フレッシャーズ・コースを導入するに至った経緯を教えてください。

田村

入社後のビジネスマナー研修だけでは、マナーの定着や社会人としてのマインドセットに時間が全く足りないと感じていました。特に、チームで仕事を成し遂げなければならない映像制作事業の特徴から、新入社員を迎え入れる社員側もお互いが気持ちよく新しい人間関係を築いていくことが必須な環境だと考えています。

内定者の皆さんにとって、内定式から入社までの半年間は不安も多く、継続的な学びと適切な伴走が求められる時期です。その点、「学習・実践・振り返り」を段階的に進められ、成長を可視化しながらフォローできる『フレッシャーズ・コース』は、当社の育成方針やフォロー体制に非常に適した教材だと感じました。

田村

また、まだ会社に雇用されたわけではなく、あくまで「内定している学生」という関係だからこそ、コミュニケーションを強制するわけにはいきません。とはいえ、コンスタントに月1回接点を持つということは、従来から私たちが意識していたことでした。その意図がそのまま6冊の冊子となり、『リフレクション・テスト』という提出物の形に落とし込まれており、私たちが達成したい目標をそのままクリアできるパッケージになっていたことが、最初に一番興味を持った点です。

サンプルとして提供いただいた教材を実際に読んでみたところ、読み物として純粋に面白く、社会人へのマインドセットに適した内容だと感じ、内定式から入社式までのちょうど6ヶ月間、月に一度実施していたリモート研修に合わせて1冊ずつ取り組んでいただき、リフレクション・テストを提出してもらう運用に決めました。

導入の決め手

「学生が取り組みやすい内容と設計」が最大のポイントに

教材はさまざまな選択肢がある中で、比較検討はされたのでしょうか。

人事総務部 課長 渡邉仁美さん

各社からご提案をいただく中で感じていたのは、最近はオンライン受講の教材が多いということです。忙しい学生にまとまった時間を割いて受けてもらうのはなかなかハードルが高いと感じていました。まだ社員ではないという関係性の中で、内定者にとってはプレッシャーや気後れを感じてしまうようなボリュームの教材が他社では多かったという印象があります。

そうした中で、フレッシャーズ・コースにはどのような印象を持たれましたか。

渡邉

一番の決め手は、学生が「取り組みやすい」内容と設計だったということです。内定者と採用担当という少し微妙な距離感のまま、入社までの半年間で関係を築く難しさを感じていたため、この「取り組みやすさ」は検討を大きくプラスに動かすポイントでした。

映像業界は入社直後からチームの一員として周囲と関わりながら仕事をしていくという特性があります。そのため、業界の業務知識だけでなく、社会人としての考え方や姿勢を入社前に身につけてもらうことを重視したときに、フレッシャーズ・コースの内容やカリキュラムが非常にフィットした、という印象が最初にありました。

社内での検討過程では、どのような意見が出ましたか。

渡邉

当社では入社記念の贈呈品として書籍を贈る文化があり、その意味合いも引き継ぎたいと考えていました。フレッシャーズ・コースは綺麗なパッケージに収まっている冊子なので、記念品の置き換えとしても良い、という好意的な意見が多かったです。また、単なる読み物にとどまらず、『ビジネスマナーハンドブック』が付属していたことも、各事業部からプラスの評価として上がったポイントです。座学でその場限りの研修ではなく、身につくまでが研修だとすれば、入社後も活かせる小さなハンドブックが付属している点も好印象でした。

これまでは書籍を一冊読むというスタイルでしたが、今回はしっかりしたファイルに冊子が小分けにされているため、「会社に入るんだ」という実感や安心感、そして「ギフト」としての特別な価値も届けられたと感じています。

フレッシャーズ・コース(冊子)

書籍だと、内定者にとってはやや重く感じられることもあったのでしょうか。

渡邉

そうですね。私自身の学生時代を振り返っても、本をいただくと最初は読もうという気持ちになるのですが、時間が経つとつい忘れてしまう、ということがよくありました。それなりに分厚い本の場合、学生は学校やアルバイトなどで忙しい日々を過ごしている中で、一冊読み切るというのも結構な負担に感じられるのではないかと思います。その点、フレッシャーズ・コースは読みやすい薄さの冊子になっているので、ちょっとした隙間時間に「今のうちに読んでおこうかな」という気持ちになりやすいです。忙しい学生にとっても、取り組みやすい読み物になっていると感じています。

教材を選ぶ際に、御社として重視している点はありますか。

渡邉

学生が「うんざりしないこと」「プレッシャーに感じないこと」です。エンタメの会社ということもあり、手にするものが押し付けであってはならないと思っています。「これからどんな面白いことができるだろう」と、ワクワクしながら入社を迎えてほしいと考えています。入社前にマインドセットを促したいという想いと、入社後に社会人コミュニティとのギャップでつまずかせない配慮。この2つのバランスが取れた理想的な状態を大切にしながら、今後も内定者フォローを継続していきたいです。

内定者フォローでの活用シーン

月1回のオンライン研修と連動させ、半年間かけて運用

実際の運用について教えてください。

人事総務部 松岡明音さん

松岡

10月の内定式でフレッシャーズ・コースを配布し、入社までの半年間を通じて活用しました。従来から実施していた月1回のオンライン研修と連動する形で運用しています。これまでは映像制作の基礎知識や業界理解が中心の研修でしたが、教材を導入したことで、社会人としての基本的なビジネスマナーや考え方を事前に学ぶ機会を設けることができました。オンライン研修の当日は、指定した冊子の中から「人事として特に大切だ」と感じたページをピックアップし、振り返りを行うサイクルを毎月継続しました。内定者にとっても、一方的な研修ではなく、事前に冊子を読んで課題に取り組んだ上で臨めるため、研修への納得感が増しているように感じられました。実際に、画面上で深くうなずきながら受講する姿も見られました。

スケジュール面では、具体的にどのように運用されていたのでしょうか。

松岡

課題の案内は1ヶ月前ほどに行い、余裕を持って読み進められるように運用していました。提出期限前にはLINEでリマインドを行い、未提出者には個別に連絡を取っていました。60名ほどの内定者がいますが、提出状況は一覧で管理することで、進捗をスムーズに確認できていました。

提出後の採点やフィードバック、研修との連動について、工夫された点を教えてください。

松岡

提出されたリフレクション・テストは人事側で採点し、どの設問で間違いが多い傾向を把握し、解答を共有する際に「特に見直してほしいポイント」を伝えて、復習を促しました。オンライン研修では、フレッシャーズ・コースの内容を振り返りながら、重要なポイントの補足やビジネスマナーハンドブックの解説に加え、「映像業界特有の考え方」や「現場で意識すべきマナー」も合わせて伝えるように工夫しました。人数が多いため、一人ひとりへの細かなアドバイスやフィードバックというよりも、全体の理解度を把握しながらフォローするというところを特に意識していました。

内定者との関係づくりという点で、フィードバックのやり方に工夫はありましたか。

松岡

課題はLINEで個別提出としていたので、定期的な接点を持つ機会にもなりました。まだ学生という立場の内定者ですので、「指導する」というスタンスではなく、本人が自ら気づきを得られる「きっかけを作り」を意識し、言葉選びにも配慮しながら半年間向き合いました。また、入社前の期間を「関係づくりの期間」と捉えているため、課題提出を通じて継続的にコミュニケーションを図れたことは大きなメリットでした。この気軽なやり取りのおかげで、人事側から声をかけやすくなっただけでなく、内定者側からも入社への疑問や準備に関する質問を気軽に相談してもらえる環境が作れたと思います。こうした日常的な関係構築は内定辞退の抑制にも大きく影響したと感じていますし、人事としても信頼関係を築けた状態で入社を迎えられるという安心感につながりました。

運用の中で、内定者の意外な一面が見えたエピソードなどはありますか。

松岡

リフレクション・テストの解答内容そのものというよりも、提出状況や取り組み方から見えてくる個性が興味深かったです。例えば、選考や研修の中ではしっかりした印象だった内定者の、意外な一面や新たな持ち味を知るきっかけにもなりました。こうした点を入社前の段階で把握できたことは大きく、必要に応じて配属予定部署とも情報共有を行い、入社後のフォローにもつなげることができました。

内定者からの声はいかがでしたか。

松岡

内定者研修後のアンケートでは、学生生活で学ぶ機会の少ないビジネスマナーや心構えについて、「学校では学べない必要なことを知ることができた」「不安だったマナーを事前に学べて安心した」といった反響が多数寄せられました。また、「自分の考え方や価値観を見直すきっかけになった」「入社後も見返したい」という声もあり、入社前だけでなく、社会人になってからも活用できる内容として受け止めてもらえている印象です。

フレッシャーズ・コースで社会人としての基礎を学び、当社オリジナルのオンライン研修で映像業界で働くイメージを具体化する、というように切り分けて学べたことで、入社への不安軽減や意識づけにつながったと実感しています。

フレッシャーズ・コースへの評価と得られた効果

「クリエイター気質」の内定者にフィットする分量とスタイル

ここまで運用面のお話を伺ってきましたが、フレッシャーズ・コースを実際に使ってみて、率直なご感想をお聞かせください。

渡邉

まず、パッケージがクリアケースに入っている特別感がとても気に入っています。色合いも学生が手に取りやすく、部屋に置いてあっても目に入る点は、6ヶ月間という長い時間をかけて取り組んでいただく教材として良いと感じています。「教材」や「研修課題」といった堅苦しさがないことが、学生が継続していく上で大事な要素だと思っています。

教材の中身、読み物としての内容面はいかがでしたか。

渡邉

一度手に取ったら没頭できるスタイルになっていますし、著名な方がテーマに沿って体験談や考えを語ってくださっているなど、雑誌のような雰囲気で読み物として面白かったです。自己啓発本を一冊読み切って感想を書くという課題を出す会社もあると思いますが、当社のようなクリエイター気質の内定者にとっては、フレッシャーズ・コースの分量で月1回提出するという形がフィットしていると感じています。

改めて、フレッシャーズ・コースが御社にとってどのような意義を持つ教材だとお考えですか。

渡邉

当社はいわゆるクリエイティブ業界に属するため、学生からは「ワクワクする仕事」「やりがいの持てる仕事」として、学生生活の延長線上のように捉えられがちです。人事としてもその傾向は認識しています。しかし、入社すれば組織の一員であり、他業界と何ら変わらない「一人の社会人」としての現実に直面します。そのギャップを極力最小限に抑えて入社を迎えることで、初めて人事の採用フェーズとしての役目を終えると考えています。実務のノウハウではなく、その手前のマインドのギャップが大半を占めていると思うので、それを十分に埋めてくれるフレッシャーズ・コースを今後も活用していきたいと思っています。

また、課題や研修を通じて半年間継続的にコミュニケーションを取れたことで、内定者との距離が縮まり、それぞれの状況や考え方を把握しながらフォローすることができた結果、入社前の不安軽減や関係構築につながったと感じています。

導入を通じて、内定者の変化を感じられたシーンはありましたか。

渡邉

入社式の際、新入社員の顔つきが社会人として一段と引き締まったように見えましたし、挨拶もしっかりとできる方が大半だったと感じています。これは、フレッシャーズ・コースでの学びや、映像業界特有の環境について研修を通じてお伝えしてきたことなど、いろいろな取り組みが重なり合った成果だと思います。

人事としての負荷が減った、やりやすくなったといった点はありますか。

渡邉

内定者フォローが始まるタイミングで、この先半年に及ぶ長い期間、「内定者とどうコミュニケーションを取るか」が求められる中、やりとりの軸になる教材があるだけで、大きな安心感につながります。会社独自の実務理解の研修は毎年オリジナルでブラッシュアップする必要があるため、その企画・制作に重点的に時間を使えるというのもメリットの一つです。

また、フレッシャーズ・コースが伝えてくれている内容は、正直なところ人事が言語化して伝えるのが難しい領域です。ともすれば「学生自身の自主性に任せよう(信じよう)」と言い訳をして、後回しや放置になりがちな部分でもあります。研修として言語化しにくい内容を、学生が手に取りやすい読み物として伝えていただけるということだけで、人事の負担は大きく軽減されました。

そうした言語化の難しさに関連して、人事の立場では直接言いにくいことも、教材があることで自然と伝わる、というメリットもありそうですね。

渡邉

特にマナーの領域は、私たちが考えているマナーが正しいのか、その価値観をそのまま学生に伝えて大丈夫なのか、と自分たちの基準すら不安になることもあります。

「○○するべき」といったルールやマインドの話は押し付けになってしまいがちで、社会人にとって当たり前のことが学生にとってはそうではない、というギャップを言葉で伝えていくのは非常に難しいものです。そこを教材が的確に言語化して伝えてくれるのは大変助かっており、負担軽減メリットの一つだと感じています。

今回ご導入いただいた教材

フレッシャーズ・コース(コミュニケーション・ペーパー版)

内定者の不安&疑問を解消し、入社への期待を高めるコンテンツで内定期間をしっかりフォロー。マインドからマナーまで学べる、身につく、入社後も読める。

商品詳細ページはこちら

提案者の声

小倉康太 さん

株式会社 ダイヤモンド・ヒューマンリソース 首都圏営業2部 HD営業課

UNITED PRODUCTIONS様では、管理職育成からOJT、新入社員育成まで、段階に応じた人材育成に取り組まれております。このたびは、内定者期間中に社会人としてのマナーやマインドを育み、新入社員の皆様が現場配属後も安心して業務に取り組めるよう、フレッシャーズ・コースをご活用いただきました。営業担当として、人材育成の一助となれましたことを大変嬉しく思っております。今後も、UNITED PRODUCTIONS様のご期待にお応えできるよう、より良い教育ツールや研修をご提供できるよう努めてまいります。

導入企業

株式会社UNITED PRODUCTIONS

2008年の創業以来、テレビ番組制作を中心に急成長を遂げてきた総合映像コンテンツ制作会社である。バラエティ番組やドラマ、映画、MV、CMなど幅広いジャンルの映像制作を手掛け、業界内でも高い知名度を誇る制作プロダクションへと成長した。近年は映像制作にとどまらず、人材派遣事業やゲーム・配信業界への進出、映画配給事業の開始など、新規事業への投資と参入を積極的に進めている。総合エンターテインメントグループとして上場する株式会社KeyHolderのグループ企業として、そのシナジーを活かしながら事業領域を拡大している。「日本一のコンテンツサプライヤーになる」というミッションを掲げ、世の中に「笑い」と「驚き」、そして「感動」を届けるコンテンツづくりに挑み続けている。

株式会社UNITED PRODUCTIONS ホームページ
https://united-p.co.jp/​

資料請求

サービスに関する説明資料を無料でお送り致します。

資料請求する

お問い合わせ

会員登録・注文・納品・診断処理に関するお問い合わせ

ダイヤモンド・テスト・データセンター

0120-700-653

9:30 - 17:30(土日祝定休)

サービスの内容に関するお問い合わせ

ダイヤモンド社 HRソリューション事業室

03-5778-7229

WEBから問い合わせる

人事課題に役立つメルマガ配信中

メルマガ読者限定で、ダイヤモンド社書籍のプレゼント企画、人事課題解決のノウハウ資料・セミナー、サービスの効果的な活用のヒント、などの情報をお届けします。(登録無料、登録情報はメールアドレスのみ、退会はいつでも可能)

個人情報の取扱いについて」をご確認の上、送信ください

配信停止はこちらから